2016年 04月 28日

車に戻っていつものピザを頬張る、単独釣行時はいつも車中泊だ。
北海道の鱒巡りから始まって、NZ南島のトラウトバム釣旅、
青春時代を車中泊で過ごした僕にとっては車内はとても落ち着く空間なのだ。
おそらく爺さまになってもこのスタイルでやることだろうw
ピザを半分ほど食べ、ラムを少しだけ入れたコーラをガブリと飲む。
手を拭き、サラトガの写真をほれぼれと見入っていると、コクリと来た。。。
数分落ちてハッとする、イキナリ耐え難いほどの眠気が襲ってきた。
気絶寸前の意識を必死に保ち、芝生の上でささっと歯磨きをして、
シャワーを浴びるほどの力は残っておらず・・・
スコーーンと落ちた。
朝、目覚ましが鳴るが、まだ外は暗い。
まだ少し早いかな? と思い長めのまばたきをしたら、アッという間に日が昇っていた。
うおっ! まさかの寝坊だ。。。
急いで支度をしてボートランプへ行く。
平日なのにすでに5ボートも出ていた。
ま、焦ってもしょうがない、せっかくだからバスでも狙ってみるか。
いままでバス狙いであまり釣りしたこともなかったし、違う魚種を狙うのも楽しい。
スピナーベイトを結び、深めの場所を引いてくる。
朝イチだからすぐに釣れるだろう・・・そんな甘い考えだった。
しかし、引けども引けどもアタリなし。
やっとアタリがあったと思ったら、30㎝にも満たないカワイイバス・・・
・・・結構難しいゾ。釣り始めてから2時間は経っていたと思う。
朝イチにあった余裕は少しづつなくなり、簡単に釣れると思っていたバスに振られ、
やっぱりサラトガ狙っておけばよかったかな・・・などと情けない言葉が浮かんできた。

深呼吸をして、視界を広げてみれば、空は広く、森は深く、生き物に溢れた世界がある。






この自然をゆったりと感じれる瞬間が単独釣行の醍醐味だと僕は思う。
自分が自然と溶け込んだような感覚がたまらない。
夕マズメに期待をし、少し昼寝。
昼寝ですっきりした後は、いつもの実績ポイントから始める。
淡々とキャストしペンシルを引いていると、後ろの水面が盛り上がった。
姿勢を低くして、なぜか呼吸を殺して、ゆっくりとアクションを入れてみるが・・・
水面は割れなかった。
プレッシャーなのか、活性なのか、僕の腕なのかよくわからないけど、
もう一度そんなのがあった。
日が暮れ、クライマックスの時間帯になってきた。
ちなみに僕の焦りもクライマックスだ。
バスはなんとか2匹釣ったものの、サラトガはまだ釣っていない。
キャストの回転数を上げ、ピンポイントで活性の高いサラトガを狙っていく。
これが上手くいって、着水と同時にバシャ!と出た。
引きは大したことないんだけど、とにかくよく水面で暴れた一匹だった。

リリースして、先を狙っていくと2回も良型のサラトガが水面を割った。
フックは一瞬乗ったけど、どちらも獲れなかった。
ちょっと悔しかったけど、やり切った感が溢れて
気が付けばなまらスッキリしていた。
仕事のこと、これから先のこと、いろいろあるけれどドンと来い!!
そんな勢いが湧いてきた。やっぱこの釣りは最高だ。
おわり

タックルdata
ロッド: iD Paradox665
リールハンドル: Studio Composite
リール: アルデバラン
ルアー: Duo ペンシル
■
[PR]
▲
by lovefish100
| 2016-04-28 18:46
| サラトガ (Saratoga)