2007年 04月 06日
Dancing With Monsters 踊2
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Welcome to Barra Territory!!
朝一番から釣り始める、ティンバーエリアに移動しディープダイバー及びソフトプラスティック、フライ(ヤケクソ)で攻めるが反応なし。リバーベッド周辺に移動し底を探ってみるが音沙汰なし、となるとお手上げ状態である。とその時「ゴボッ!!」と言う音が聞こえた。少し離れた所でトローリングをしていたボートがバラを釣っていた。いいなぁ・・どれどれと興味津々で近づくとデカイバラがドッカーン!と水面を割ってでた。相変わらず凄いファイトだ。こいつはデカイ、おそらく110cmは超えていそうだ。それを知ってか、釣っている親父やたら慎重に時間をかけて釣っている。自分が観戦し始めてから10分は経とうか・・・長すぎる。そしてバラが船縁に寄った3度目、案の定エラ洗いによりフックオフ。あ~あ、勿体無いチンタラ釣ってるからだよ、と日本語で野次を飛ばしておいた。そして、自分はあたりすらなく午前9時半に風&波によりTKO。マズイ、ヤバイ、すでに遠征釣行の折り返し地点に差し掛かっている・・・。どーするかなぁ・・・トローリングは釣れてたなぁ・・・ボーズはやだなぁ・・・プライドはいらないかなぁ・・・。
午後4時から釣り始める、今夜は満月なので期待できると自分を励まし出発。ボートをリバーベッドに沿わせユックリと走らせ、竿をグンッ・グンッと動かす。さぁ、トローリングの時間だ!気分は漁師。しかし・・釣れると思っていた最終手段も2時間音沙汰なく湖を徘徊する。辺りが暗くなってきたプライムタイム、機械的に動かしていたロッドがゴツ、ゴッツーン!!のアタリでひん曲がり、かなりキツメに閉めていたカルカッタ200Bが悲鳴をあげる。ドッパーン!!水面を割っていいサイズのバラが見えた。デカイそして、下に走るバラにヤバイ!と思ったのも束の間、ドラグを限界まで閉めるが時すでに遅し、すでにヤツは沈み木へ・・・。引っかかったルアーを願うような気持ちで回収するも、バラはすでに逃げた後だった。敗因は、シルバークイーンのパワーを甘く見ていたこと、ドラグは最初から限界まで閉めておくべきだったのと、やはりゴムボートは踏ん張りが利かずバラに引きずられてしまう事だ。正直かなりヘコムもアタリがあったことに手ごたえを感じた(もう完全に漁師化)。またトローリングを始める。アタリがあった周辺を攻めると、ガツンッ!!とキタッ。今度は準備万端、1cmたりともヤツをティンバーや沈み木に近づけさせないために、まるで素人が初めて魚を掛けたかのごとく猛スピードでゴリ巻き&ポンピングで一気に寄せに入るが驚いたことに限界まで閉めたドラグから突っ込みごとにラインが出て行く。さすがはクイーン!負けじと逆回転するスプールを親指でロックしポンピングで応戦。やっと浮き上がってきた・・・しかし、ここで問題が!!(予想していたが・・)持ってきたネットが小さすぎる。魚体半分しか入らない、しかも単独釣行なのでセルフランディングをこのゴムボート上で行うのは至難の業である。バラはすでにボート脇、今朝見た釣り人がバラシタ状況に似ている・・・ボート脇で突っ込みやエラ洗いを繰り返すバラ相手に迷っている時間は皆無、一か八か魚体半分を入れたあと、ロッドを置いて両手でネットを持ち上げ強引にボート内にランディング。ゴムボートにルアーが刺さるアクシデントがあったが、貫通は免れた。とりあえずのボーズ脱出に一安心。サイズも100cm・13.5kgの良型だ。釣り士のプライドなどない漁師アングラーYOSHIの誕生!・・・か?


ボートに刺さったらひとたまりもないほど鋭くて太い背鰭。
踊3へ続く
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by lovefish100
| 2007-04-06 21:23
| バラマンディ (Barra)